幸せになってもいいですか?

おいおい…




俺が鬼?




最悪じゃん!




「はぁ?あり得ない、あり得ない‼︎
やだよ!やだやだやだやだ。」




俺は子供みたいに全否定した。



だけど、その俺の努力も虚しく、





「じゃー、10数えたらこいよー。」





という大毅の声と、ドタドタと草むらを駆け回るたくさんの足音が聞こえた。