幸せになってもいいですか?

「おはよー。」



みんなが(と言っても遊んだ俺と仲良しな奴らだけだが)こっちを見て元気に挨拶をしてくれた。




「おはよー」


俺も返事を返すが何かがおかしい。


何故ならみんなが俺のことをわざわざ見て、
声を合わせて挨拶をするなんてことがないからだ。

大体挨拶した無視されるのが落ちなのに…(誰?可哀想って思った子!
全然可哀想じゃないよ。おじさん大丈夫だからねー!)


やはりおかしいし、やばい雰囲気だ。




「なんだよ、お前ら。気持ち悪りぃ」




俺は動揺を悟られないよう、
茶化すように半分笑いながら言った。



すると、案の定、男子が一人俺に近づいてきて、



「今日の朝、奈緒ちゃんと何のお話をして来たのかなー?おじさん聞きたくなっちゃたよ。」




と満面の笑みで言ってきた。