君と私の愛々傘。【短】

「杏奈」


朝、家を出ると、家の前に創ちゃんがいた。


創ちゃんは私の泣き晴らした目を見て、気まずそうに目を伏せた。


「あっ…のさ」


「…」


私は口を紡いだまま。