救急車の中でも、病院に着いてもアタシは混乱していた。
もう今は何があったかなんてどうでもいい‥

神様、どうかさっちゃんを助けて!!!!!!!!!!

ただ無心に祈り続けた。


救急隊員や医師にアタシとさっちゃんの関係を聞かれアタシは「婚約者」と答えた。 その後さっちゃんの実家の連絡先や、さっちゃんの生年月日、血液型‥色々聞かれたけどアタシは何一つ答えられなかった… アタシはさっちゃんの事何も知らないんだなぁ~ 虚しくなってしまった‥ でもこんなにも大好き。
どうかさっちゃんを連れていかないで!!