三本目のタバコに火をつけた。
人気の無い公園の古びたベンチに腰掛け、ユージの到着を待つ‥


遠くに見えてくるユージの姿。 ボクは緊張で手に汗を握り、小刻みに震え出した。 その震えを止めようと、タバコを地面に投げつけ力いっぱい踏み消した。


「お前ちょっとやつれたんぢゃねぇ?」ユージが近付きながら言う。
「おい、何かあったん‥」バキッ
言い終わる前にボクはユージを思いっきり殴った。
「どーだ?!痛いか?!どーなんだ!?」 もう頭が真っ白になり、ボクは冷静さを失っていた。ユージに馬乗りになり殴り続けていた。
「お前ふざけんなよ!!調子にのってんぢゃねぇ!!」 ゴフッ ユージに腹を一撃され息が止まりそうになる。