「こんばんわぁ~」 このハイテンションな声はマミさん。すでにホロ酔いでやって来て、よろけながらカウンターに座る。舞の隣りに座って「サクヤちゃあ~ん☆★おひさだねぇ~!」なんて言ったもんだから舞やアヤに睨まれている。 そんな視線を無視して「モスコちょ~らい!!」と引き続きハイなマミさん… 舞アヤコンビのテンションは一気に急降下しているようだった。 「で、ハナちゃんとはどぉなってんのさ?」 急な話題にボクは戸惑う。 「ハナさん店辞めちゃったみたいで‥一回も会わずじまいです…」 「あ~そうなんだ…しゃあないね!‥で、サクヤちゃんはそれでもうおしまいなんだ?あんなにヒーローぶってたのに!」 イヤミっぽくマミさんが言った。また痛いトコロを突かれてボクは放心状態だった。

