神様が彼女を忘れろって言ってんのかな‥ オマエには荷が重すぎる‥つけあがんなって‥ 神様、どうなんですか? 空を見上げると二匹のアゲハ蝶が仲良くじゃれあっている。オマエはハナさんの蝶?幸せ? どうかハナさんが幸せでありますように―サヨウナラ―

「いらっしゃいませ~」 ボクは何かが吹っ切れたようにバイトに励んでいた。
「サクヤく~ん!」 甘ぁい声で店に入ってきたのは舞だった。 ん? 後ろにもう一人いる‥ アヤだ。 「ホントは一人で来たかったんだけどぉ~アヤに捕まっちゃってさ!どうしてもついて行くってウルサくってさぁ~↓」ふくれ顔で舞が言った。 「アタシだってサクヤくんに会いたいもん!」 負けずにアヤもふくれる。 「まぁまぁ‥とりあえず座って?キレイなカクテル作るからさッ」 なんとかなだめてボクはシェイカーを振る。 「はぁ~…サクヤくんカッコイイ~☆★」二人の声がハモってる。 おもしれぇ~