それからもボクは女の子たちの質問責めにあい、変な汗が流れてきた。 ユージに視線でSOSを出すと、それに気付いて 「よし!ぢゃあこれでお開きにしたいと思いまぁす」 そう言った瞬間に「え゛ぇ~!」「はぁ~!?」 「ブゥブゥ~↓↓」と女の子たちからブーイングの嵐。「っぢゃなくて、時間のある人は二次会へ移動したいと思いまぁ~す!」と、ユージが慌てて訂正すると女の子たちから歓声が上がった。 ユージはピースをして英雄気取り。 ボクはどんよりした気分になっていた。 ハッキリいって慣れない環境で疲れてたし何かもう帰りたい‥ 「悪いケドもう帰…」ボクが立ち上がろうとした瞬間、グッと腕を掴まれる。舞だった。 「舞、まだサクヤくんと一緒にいたいぃ~☆」また上目使い‥ 「アタシだって~」そう言ってボクのもう片方の腕を掴むユリ。 ユージを見るとフムフムと大きく頷いている。 ハイハイ…ボクは帰らせてもらえないんですね。わかりましたよ‥