ボクはぼーっとしていた。華が遊んで欲しくてじゃれてくる。
♪♪♪~ めったに鳴らないメールが鳴った。 『今日昼コンあるよぉ~ 来る人はユージくんの指に止ぉ~まれ!』 ユージは高校も一緒で今同じ大学に通っている。あまり仲良くしてないのに何かとボクに目をかけてくれる。コンパがあるたび声を掛けてくれるし、大学で一人でランチしてると「ご一緒しよ~」と一緒にランチしたり。 コンパの誘いは毎回断っている。だから今回も 『止まらない』 送信。 ♪♪♪~ 数秒で返事が返ってくる。 『ダメ~!!強制! お前かなり男マエなんだから一回ぐらい来いよ!モテるぞ~(*^o^*)』 『いや、まぢ苦手だから‥』 ♪♪♪~ 返信早ッ!思わず笑ってしまった。 『一度サクヤとゆっくり話してみたかったし、いい機会だから来てょ!てか迎え行く!後で電話する』 うわぁ~…本気で強制だ‥ まぁ気分転換に行くのもいいかな。このまま避け続けるワケに行かないもんな。 人間嫌い卒業しないとな! ボクは華のアタマをガシガシと撫でて立ち上がった。 シャワーでも浴びよ。