「ハハッ!やっぱひいちゃう? これねぇ、SMプレイってヤツだよ‥ 言っとくケドDVとかぢゃないからね~ てか、お客さん早くこっち来て~ 服脱がせてあげるぅ」 笑顔で話してるけど『私は悲しいんだよ』って言ってるように見えた。 ハナさんの体には無数の傷や痣… その中で太ももに目立つ蝶のtattoo…
アナタを苦しめているものはナンデスカ‥ アナタの蝶は傷付き羽ばたけないのではナイデスカ‥
「ハナさんごめん‥ボクは客ぢゃないんだ。 ハナさんは覚えてないかもしれないけど‥ さくらの木の下で一度会ってるんです。犬の命日に・・」 しばらく沈黙があった。
「あ~!!あの時の!? すごぉいッ!華ちゃん元気!?」 「思い出してくれたんだぁ~!ヨカッタ!華はめちゃ元気ですよ~!」 ボクは嬉しくて華の写メを見せたりしてはしゃいでいた。