次の日の朝練終わり。


「な、なぁ! 七美っ!」

私は昴に呼び止められた。

「ん? なに?」


「あ、のさ…。」


えっなに…?


「俺、やっぱ… 優が好きだ。」


えっ……。
そんなん……
いやだょ………泣


「だから、ごめん。」



「ぅん……泣」

「じゃあ。」

「ぅん……。」



私の恋は終わった。
今まででこんなに「好き」って
思える人はいなかった。
だから、別れるなんて
そんなこと絶対に嫌だった。

なのに…泣
もぅ、嫌。
なにもかも、嫌。