自分のせいでルームザーンに迷惑が。
(どうしよう…!)
自己を責めるサフィーアの思考に気づいたのか、シャールカーンが彼女の肩をギュッと抱く。
その状態で、威嚇する獣の如くシャールカーンはマルザワーンを睨みつけた。
「ぐぬっ…」
刃物よりも強烈な眼光に気圧される。
マルザワーンは一歩後ずさり、冷や汗をかきながら叫んだ。
「ぜ、全員、捕らえよ!!!!!」
マルザワーンの命令で背後にいた兵士達が動く。
しかし、先陣を切ったカシェルダとルステムにより、彼らは誰一人部屋に入っては来れなかった。
「はああっ!!」
速さで敵を圧倒し、ドアの外へ押し出す。
自分達も部屋から飛び出して、薄暗い廊下での斬り合いが始まった。



