「どうする…。次はどの道を行こう…」
「こうなったら片っ端から全ての道を歩くのが手っ取り早いかと思いますが…」
「時間がかかり過ぎる」
「なら行きたい道をテキトーに選ぶしかないですよ」
わからないんだから勘で行こう。
ルステムの思考が投げやりになってきた。
「うーん………」
唸りながらも歩き出す。
シャールカーンは勘で左手側の道を選んだ。
「脱出ルートと言っていたが……この規模は居住区と言った方が正解じゃないか?」
避難している人間はいないが、歩みを進めるごとに生活できるスペースの部屋が現れる。
「実際に入ったことがないと言っていましたから…。彼の情報を鵜呑みにするべきではありませんでしたね」
「すまない。俺の責任だ」
「そんな!王様お一人のせいではございません…!」



