確かにバルマキーはファリザード好みの「地味で知的でクールな大人の殿方」であり、「仕事バリバリできる冷徹タイプ」でもある。
甘い表情よりも、常に人より高い目線から他人を冷めた眼差しで見下ろしていることが多いのも事実。
まさにバルマキーは見た目も中身もファリザード好みの男性であった。
「ファリザード!シャールカーン王に対して何と無礼な!王よ、申し訳ございません!」
慌ててルームザーンが謝罪する。
しかしシャールカーンは軽いショックにやられ、聞いちゃいなかった。
「俺よりも、バルマキー…?初めて、女性にフラれた気がする…」
ショックである。
そんなダメージを受けている夫の隣でサフィーアは過去を懐かしんでいた。
(なんか、シャールとの出会いを思い出すわ…)
シャールカーンも会ってすぐ「結婚してくれ」と言い寄ってきた。
シャールカーンのいとこに当たるファリザード。
この「一目惚れ」宣言は血筋だろうか。



