そこには、自分の息子シャールカーンを王位につけたいがため現王を殺害したこと、それから計画にシャールカーンは一切関与しておらず、全て己の一存であると記されていた。 「そん…な…。この筆跡は…確かに、母上のもの…」 ガクリと膝をつく。 「嘘だ……こんな…」 シャールカーンは遺書を抱きしめ、その場で涙を流した。 「母上ぇええ!!!!」 泣き叫ぶ王子の悲痛な姿を見ていられず、皆が視線をそらす。 大広間にシャールカーンの叫びが虚しく響き渡った。