砂漠の夜の幻想奇談


トルカシュを護るようにして周りの敵を槍で威嚇するカシェルダ。

この時やっとトルカシュの従者が飛んできた。

従者の腕を借りてゆっくり立ち上がる彼を見て、ホッと息を吐き出す。

これでトルカシュは何とかなるだろう。

カシェルダは次にすべきことを考えた。

シャールカーンは中央でテオドールと一騎打ちの真っ最中。

もうそろそろ折った槍の本数が二十に達する頃ではなかろうか。


「邪魔者はいないか…。なら」


シャールカーン達の決闘を妨げる騎士は見当たらない。

よって自分の相手は目の前を塞ぐ騎士達だ。

カシェルダは槍を構え直し、複数の敵を相手に戦闘を開始した。