シャールカーンと別れてから、サフィーアは母親と一緒に自分の部屋で久しぶりの会話を楽しんでいた。
王妃様はカシェルダから十二人の兄達がどこにいて、現在どんな状況に陥っているのか聞いたらしく、その事実に酷く胸を痛めていた。
もちろんサフィーアの事情も知っている。
兄達を助けるために声が出せなくなったとカシェルダから聞かされた時は卒倒した、と本人は語った。
「本当にごめんなさい。全ての原因は私……この母の罪なのに」
ギュッとサフィーアを抱きしめる。
(母上……)
サフィーアは母親に元気を出してもらいたくて色々な慰めの言葉を紙に書いた。
それらを読んで少し心を落ち着ける王妃様。
「そう…サフィーアはニコラオス達に会ったのですね。どうだったかしら?元気にしていた?」
(うん!兄上達はみんな元気よ。しゃべり出すと、とっても賑やか!)



