(サフィーア様。恨みはないけれど、早々に消えていただかねば) シャールカーン王子が買って傍に置いているお気に入り。 この事実がある限り、サフィーアがどこの誰だろうと関係ない。 (王子の御子を身籠もる前に、殺してしまうのが一番) 次代の王にカンマカーンを支持するダリラにとって、ライバルである兄王子の子供など邪魔なだけ。 後宮で何人もの姫君達を陥れてきた「災厄」は、次なるターゲットをどう始末しようか黒い腹の中で考え始めた。