砂漠の夜の幻想奇談


「はいよっ」

自分も早くこんな場所からおさらばしたい。

その思いが強かったのか、小走りでサフィーア達のもとへ駆け寄るトルカシュ。

「サフィーア様!ここは本っ当に危ないですから、部屋に戻りましょう!ほらほら!」

サフィーアの背中をぐいぐい押して階段の方へ。


(うう~……カシェルダの秘密主義者~!)


危険と知りつつバキータに挑むカシェルダの真意を知りたかったのに、見事拒絶されてしまった。

こうなったら引き返すしかない。

サフィーアはドニヤ達と一緒に渋々階段を上がっていった。