私は放課後、瞬君を教室に呼び出した。

瞬君とお別れをするために...。

瞬君に来て欲しいと言った時刻は16時。
今は15時50分。
緊張で手汗が止まらない。

そして16時になるころ。

「お待たせ。ごめんね、待たせて。」
優しすぎる..。
泣きそうになるのを必死にこらえて私は瞬君にこう言った。























「瞬君。私と別れて欲しいの。」