瞬side
マジか・・・
38,5度って・・・
いくらなんでも帰んないと・・・
えっと・・・杏って何組だっけ?
てきとーに覗いてみるか
まずは1組から
「あのさ、杏の教室ってどこ?」
皆に聞いたところ
「確か3組だったと思う。」
と数人の女子が教えてくれた
「サンキュ」
一応お礼は言うんです俺
3組か・・・
確か親友の文香がいたはず・・・
「文香いる?」
すると、1人の女子がこっちへ来た
「何ですか?」
「えっと、杏が早退するから荷物を取りに・・・」
「あっ、はい。ちょっと待っててください」
冷たいなぁ~
「どうぞ。」
「ありがと」
「いいえ」



「はい、カバン」
「ありがと」
そういって
「じゃあ、明日ね!」
えっ
1人で帰るのかそんなにフラフラで
ってか、彼氏の俺を頼ってほしいなぁ
「待って、俺も帰るから」
「えっでも授業がまだ・・・」
「ん?大丈夫だから。いこっか?」
「ごめんね、ありがと」
今日はやけに素直。

先生に杏の住所を聞いて帰った。

家についたころには、杏は意識がなかった。