その女達は俺たちに近づいてくる。

「あ、あれはっ」

雪夜も気づいたようで隣で手を振ってる。
お前の女好きどーにかなんねーのかよ…

「雪夜くんっ、翔くんっこんにちわー」

「こんにちわー」

「ちわーっ♪」

「……」

誰だっけ?こいつら…
確か……クラスの女子だっけか?

「翔くんってば、シカトしないでよ〜」

この、ロングの髪の毛で胸が大きめの女は俺の腕に腕を絡めてくる。
ほっんと、きもい。

「あっ!翔だけ、ずるいぞっ!」

「なにが……」

正直…俺は一番モテるとおもう。
雪夜もモテるが…
俺ほどモテない。

少しチャラいのがウケないのか…
それとも…
俺が一緒にいるからモテないのか…