幸せのカタチ


「とりあえず、水族館ついたらお昼食おうぜ」

「そーだね~」

「あ、水族館の中に美味しいレストランあるよ!!」

キャッキャと騒いでる3人を見てるだけで、
俺は一緒になって騒がない。

いや、騒げない…
騒ぎ方を忘れちまったってのが本音。

気づけば、水族館についていた。

「高校生が4名様で、2800円になります」

「あ、私細かいの持ってないや」

「じゃあ、えりかの分…私払っておくよ?」

「いや!ここは俺が払うよ!みんなの分!いや、翔は自分で払ってな!」

「ったく、雪夜…無理すんなよ、バイトしてないんだし…俺払うわ」

みんなが金を出す前に、俺は受付に全員分のお金を払う。

「3000円お預かりしたので、200円のお返しになります」

「どーも」

お釣りを受け取ると、俺は先に中に入る。

雪夜以外に奢ったのなんて、何年ぶりだ?