車を降りると、またしても手を繋ぎ、
アタフタする私にはお構いなしに、中に入っていく要。
「…社長、手」
「気にするなよ、減るもんじゃなし」
要はそう言って意地悪な笑みを浮かべた。
そして、いよいよレストランの中へ。
・・・とそんな感じで、今に至る。
「美織、オレとの約束は?」
「・・・あの、え・・・と」
超不機嫌オーラバンバンの龍之介。
私は小さく、小さく、肩をすくめ、上目遣いに龍之介を見た。
約束の時間までは、まだまだたっぷりある。
だから、何も私に落ち度はないのだけれど。
そんな怒った顔で、見つめられたら、何も言えなくなってしまう。
「大泉社長、美織は、オレとの先約がありますので」
それだけ言った龍之介は、私を強引に要から引き離すと、
レストランを後にした。
・・・長い長い、沈黙。
チラッと龍之介を見ると、相変わらず超不機嫌。
「ったく、あのエロ社長」
そう言った龍之介は、ちっと舌打ちした。
・・・怖い。
アタフタする私にはお構いなしに、中に入っていく要。
「…社長、手」
「気にするなよ、減るもんじゃなし」
要はそう言って意地悪な笑みを浮かべた。
そして、いよいよレストランの中へ。
・・・とそんな感じで、今に至る。
「美織、オレとの約束は?」
「・・・あの、え・・・と」
超不機嫌オーラバンバンの龍之介。
私は小さく、小さく、肩をすくめ、上目遣いに龍之介を見た。
約束の時間までは、まだまだたっぷりある。
だから、何も私に落ち度はないのだけれど。
そんな怒った顔で、見つめられたら、何も言えなくなってしまう。
「大泉社長、美織は、オレとの先約がありますので」
それだけ言った龍之介は、私を強引に要から引き離すと、
レストランを後にした。
・・・長い長い、沈黙。
チラッと龍之介を見ると、相変わらず超不機嫌。
「ったく、あのエロ社長」
そう言った龍之介は、ちっと舌打ちした。
・・・怖い。

