シュシュ~番外編①~

「これから食事に行こう」

「・・・はい?」

突然来たと思ったら、突然の誘い。

困惑の表情で要を見つめる。


「何の返事もないとなると、OKと受け取るぞ」

「え、いや、ちょっと!」

鞄はすでに玄関に置かれいた。

要はそれを目ざとく見つけ、それを人質に、

私の手を握りしめると、強引に車に。



「そんなに困った顔しなくてもいいよ。

一人の食事が嫌なだけだから、ちょっと付き合ってくれるだけでいい」

「・・・」

・・・そんな事を言われて、誰が断れただろう。

一人の食事が寂しい、そう言われたら、ついて行くしかない。

…今はお昼だし、昼食を一緒に取るだけ。


・・・が。ついた場所に驚愕する。

普通の昼食が、こんなに豪華なホテルのレストランとは。


「…社長、こんな豪華な所で、食事ですか?」

「…豪華かな?せっかく二人で食事するんだし、気楽に

食事を楽しもう」


「・・・」

ここで気楽に食事を楽しめと?しかも相手は社長。

それは無理です。・・・へ?!