「それじゃあ、今後の事について、お話を始めましょうか」
俺達と反対側に座った要が、仕事について話しはじめた。
・・・やっぱり気になる。
やたらとボディ―タッチが多い要。
終始イライラしながら、仕事を進めた。
「…これで終わりですね。新社長も、その秘書も、
とても有能な方で安心しました。これからも末永く、宜しくお願いします」
帰り際に言われ、オレに手を差し伸べた要。
オレもサッと手を差し出し、その手を握った。
…力強く。
美織にも、東吾にもわからなかった。
分かったのは俺自身と、要だけ。
「・・・何かと、ライバルにもなりそうですね」
その言葉に、思わず眉間がピクリとしたが、表情は崩さなかった。
・・・コイツも、美織が好きなんだな。
そして、オレが好きな事も、コイツにはわかったようだ。
「・・・何かとライバルになるって、なんのことだ?」
意味が全く分かっていなかった東吾がオレに尋ねる。
「・・・さぁ、なんのことだろうな」
そう言ってしらばっくれた。
会社の玄関の所で、
「星野社長」
誰かがオレの名を呼んだ。
俺達と反対側に座った要が、仕事について話しはじめた。
・・・やっぱり気になる。
やたらとボディ―タッチが多い要。
終始イライラしながら、仕事を進めた。
「…これで終わりですね。新社長も、その秘書も、
とても有能な方で安心しました。これからも末永く、宜しくお願いします」
帰り際に言われ、オレに手を差し伸べた要。
オレもサッと手を差し出し、その手を握った。
…力強く。
美織にも、東吾にもわからなかった。
分かったのは俺自身と、要だけ。
「・・・何かと、ライバルにもなりそうですね」
その言葉に、思わず眉間がピクリとしたが、表情は崩さなかった。
・・・コイツも、美織が好きなんだな。
そして、オレが好きな事も、コイツにはわかったようだ。
「・・・何かとライバルになるって、なんのことだ?」
意味が全く分かっていなかった東吾がオレに尋ねる。
「・・・さぁ、なんのことだろうな」
そう言ってしらばっくれた。
会社の玄関の所で、
「星野社長」
誰かがオレの名を呼んだ。

