電車に乗って一時間たった。
「心、まだ?」
心は、時計を見た。
「もうすぐだ」
奈緒実は、足をバタバタしている。ひまだろうが、俺もひまだ。俺は、川梨 心(かわなし しん)だ。ファルラルドだ。ファルラルドになっているの知る方法は、ただ、二つ、特別能力を使う。それで、知った。奈緒実は、持っているのか知らない。特別能力が使える人に会いに行く。その人は、俺の友達だ。
「奈緒実!言うことがある」
「何?」
あと一つは……。
「バムラを解く方法を教える」
奈緒実は、首をかしげる。
「バムラって」
「バムラは、簡単に言うとバリアみたいなやつだ」
奈緒実は、さらに、首をかしげる。
「……じゃあ、バムラを解く方法を教える。アゼルと言う。……それだけだ」