星霜夢語り

英智が帰った後
海衣は眠り続ける亜衣の顔と
事情を知った修理屋が直して
音を奏でる事を待ちわびる様に輝くトランペットを見ながら
さっき英智が言った事を思い出していた


「私にしか出来ないこと……」


大会は2日後に迫っていた―――