『あたしぃー(笑)準備出来たけど?』 絢芽が言う。 俺は絢芽に、お風呂の場所を教えてドアを閉めた。 しばらく、ドアの前に立っていると、 クスン… すすり泣く声が聞こえた。 何、あいつ強がってんだよ……。やっぱ、なんか辛いくせにさ………。 俺はそのあと、そっと自分の部屋に戻り、ベッドに寝転んでいた。 すると、親父が来て、俺のベッドの端に座った。