『和人は、好きなのを認めないだけなんじゃない?俺だって、恋とかよくわかんねぇーけど、守ってやりたいなら守ってやりゃー良いじゃんか!』 幸樹が言い、 『まだ、完全に答えを出さなきゃいけないわけじゃないんだから、一応。今は自分の気持ちに素直になれよ!あのアザラシみたいに(笑)なんて!』 雅也はアザラシを指差して、笑った。 『俺。ちょっ…ちょっと、用事思い出したから、先言ってて(汗)』 2人の言葉をきき、何かが吹っ切れたような気持ちになった。