「本当はダサいの演じてるだけなのに…」

「ふ…ふふっ…」

笑いが抑えきれずに声が出てしまった。

「なっ!なんで笑ってられんの?!悔しくないの?!」


俺はそんな彼女が愛しくてたまらなくて、ゆっくりと自分の胸に引き寄せた。

18cmの身長差があるため、彼女の身体は俺にすっぽり収まる。


「いや、茉莉が俺のために怒って、泣いてくれてるんだって思うと嬉しくて」


ゆっくり微笑んで彼女にキスを落とす。

ここが学校だということも忘れて、何回も角度を変えて唇を味わう。