「ただいま~」 入ってきたのは、弟の結人だった。 「あ、結人おかえり…」 「怜兄来てたでしょ?家の前で会ったわ…って、結菜…」 結人はなぜかそこで口ごもった。 「怜兄と付き合ってるの?」 「へ?なんでそんなこと…」 「え、だってそれ…」 結人が指差すのは私の首筋。