「今まで俺に隠れて男作ってたわけ?」 身長の高い彼に見下ろされると威圧感がすごい。 すっと彼の長い指が私の唇に静かに触れる。 「俺以外に、この唇も触らせてきたの?」 そしてそのまま、顎をくいっと持ち上げられて唇を奪われる。 「ふっ…んっ…」 何度も何度も啄むように、私の唇を吟味するかのように、唇と唇が何度となく重なる。