"怜が好き"

と気づいたところで、何かが変わるわけでもなく…



「ぎゃあああああああああああ!」


ガタガタッ ドンッ バタバタバタッ…



「怜怜怜助けてーーーっっっ!!!」

涙ながらに階段を駆け下りて、いつものように我が家に来ていた怜に助けを求める。


「は?結菜どうした?」

「ごごごごごごごきぶりいいいいいい!!!」


そう、私がこの世の虫で一番嫌いな奴がでたのだ。