はぁ…周りには王子様キャラでもやってるみたいだけど、中身はこんなにも変態なのに。 「あ、あれ?」 私は足を止めて気づく。 待って、私目的地知らないのに先来ちゃった… ここどこ? 慌て後ろを振り返るけれど、怜の姿は見当たらない。 「れっ、怜?!どこ?」 きょろきょろと見まわしても、彼らしき姿を発見できない。 その時、肩にぽんぽんと手が置かれた。 「怜っ!」