そう、隣にいる彼はテレビに映る人気イケメン俳優と肩を並べるくらいイケメンなのである。
モデルにスカウトされることもしばしば…全部断ってるみたいだけど。
楽しそうに話す彼をちらっと見上げる。
長い睫に切れ長の目、180ある身長、すっとした鼻、長い手足、文句なしのイケメンなのである。
「なに俺のことマジマジ見て、きもいよ。それともなに?惚れた?」
私に視線を合わせにんまりと笑いながら言う。
私は彼の頬をむぎゅっと摘み
「んなわけあるか自意識過剰男」
冷たいセリフをさらっと吐いてすたすたと歩く。
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