ちらっと翔己くんの顔を覗うと気まずそうな顔をしていた。 席に案内して、注文を取り、お料理をだして… 先輩達がやってくれたりしたので、そんなに彼らとかかわることはなかったけれど。 彼女持ちの彼が来るのはちょっとまずいんじゃないか? 確か武藤くんは彼女いないはずだけど… 「結菜ちゃんありがとー!んじゃ、ばいばーい」 武藤くんは人懐っこい笑顔を浮かべて私に手を振り去って行った。 後を追うように翔己くんも去っていく。