「あんたのせいでしょうが! 私が好きになった人を教えたら、その人に私の女らしさの欠片もない行動を暴露するし、私が告白されそうになればなぜか毎回その場所にいて、"俺よりかっこよくないから告白させない"とかほざくし!ぜーったい怜のせい!毎回怜がいるのがいけないじゃん!」 言いたいことを言った私は肩で息をするほど必死になっていた。 怜は黙って下を向いている。 「俺だって彼女できねーの結菜のせいなんだけど」 ぼそっと呟いた彼。 私のせい…?