私の高校までは徒歩20分。 その10分ほど先に怜の高校がある。 「ゆーいなっ!」 後ろからがばっと抱きつかれて振り向くとそこには私の一番の友達である伊勢谷 蘭がいた。 「蘭おはよ」 「今日もダーリンに送ってもらったのね~相変わらずお熱いこと☆」 私はあきれた目で彼女を見る 「何度言えばいいの…私と怜はそんな関係にはならな…」 言いかけてふっと昨日のキスが蘇る。 キスって恋人同士がするもんだよね… 「結菜?いきなり黙ってどうしたの?」