私はあることに気づいた。 "俺ともあいつともキスできる" 岳君にキスされたのは今日の一回だけ。 つまり―… 「怜…見てたの…っ?!」 すると怜は私から視線を逸らし、苦しそうに呟いた。 「見たくて見たわけじゃねーよ…っ」