何度も交わされるキスは、それはひどく甘いものだった。 私は彼が好きだから受け入れられる。 彼が私をどう思っているかは知らない、ただの幼なじみ。手のかかる妹みたいな存在。 たとえそれでも…触れてくれるなら… 悲しくも、私はこの時そう思って怜を受け入れたのだった。 「結菜…」 再び彼が名前を呼ぶ。