さぁ、私の家族の紹介はこのぐらいかな。

「あーいら♡何をそんなとこでボーッとしてるんだぁ？♡」

そういいながら親父が、私へと抱きついてきた…！！


「あぁーー。もぅ！
親父、ウザイしキモい！離れろ！」

ドガッッ！バギッッッ！！


「ッッッ！！イッテェッ！！！」


「ふん。親父が悪りぃ(黒笑)」

だいたいなんでウチの家族はこんなにスキンシップが激しいんだろう…。

特に親父だよ……。


そんな風にゆっくり考えいた時に…


「愛羅、早くしないと学校に遅刻するわよ？いいの？」


母さんに言われて気がついた私は時計を見るとすでに8時になっていた…。


「やばーーい！！！
いってきまーーす！！」


そう言ってあわてて玄関を飛び出し、走って学校に行っている途中に私と同じ制服の人が何か考えながらぎこちなく歩いていた。

なにしてんだろ？転校生なのかな…？

まぁ、どっちにしろ道を教えてあげよぉっと。

「君、転校生？学校ならここを真っ直ぐ行けばいいんだよ。
でも、こんまんまのペースだと遅刻だから走った方がいいよー。
じゃあね！」


それだけ告げて私は学校目指して走った。