「さてと、帰ろうー」

「あ、ごめん!今日彼氏~」

だって現実の恋はケータイ小説みたいにドキドキしたり胸がキュンっとなったりしないんだもん!


「ち~ほ!帰るよ!」

愛輝が少し呆れ気味に言った。

「は~い」

マフラーを巻いて教室を出た。