愛斗君の顔がどんどん近づいて来て… 私も目を瞑った。 寒さなんてちっとも気にならないくらい、幸せな気持ちだった。 ゆっくり顔を離すと、愛斗君はなにも恥ずかしい事なんてないように言ったんだ… 私のおでこと、愛斗君のおでこがコツンとぶつかって 「千穂は、バカだ。俺の方が、お前なんかより、ずっと好きに決まってんだろ。」 そう言って、私達は、白い雪が輝く夜空の下でもう一度キスをした。 「千穂、愛斗ってもう一回呼んで?」 *****************