-----ハァハァ 「愛斗!!!!」 愛斗君が、びっくりした顔で振り向いた。 私は、膝に両手をついて息を整えた。 それでも、やっぱり苦しくて、でも、伝えたくて…… 「千穂っ!? そんなに息切らして…てゆうか、電話かけてきてから走って来たの?しかも、めっちゃ薄着だし…」 愛斗君は相当驚いているのか、色んなことをいっぺんに言い出した。 そして、家を飛びたして、薄着の私を心配して、マフラーを巻いてくれている。