サンタさんからのプレゼント



あと1cm………



ーーーーーーーばっ



気づいた時には、私は愛斗君の手を振り払っていた。



あ…………




愛斗君が驚いた顔で見ていた。


そして、今度はその顔が悲しい顔へと変わる。


「……………」


「ごめんな。」


そして、席を立った。


「あっ…」


「帰るか、送るよ。」



送ってくれるんだ。悪いことしたのに、こんな時まで優しい。



お人よしすぎだよ…………