サンタさんからのプレゼント

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「こんなん、わかるわけねー」


もうすぐ期末テストがある。

愛斗君に勉強を教えてくれ、と頼まれて今は図書館で勉強をお手伝い中。


「以外~!数学苦手なんだね!」


もう、ルックスが抜群にいいから、なぜか勉強も完璧なイメージついちゃってたよ。


「うーん。なんか、そう見られがちだけど、全然そんなことねーよ。たまに、疲れる。」



そう言って、髪をくしゃっとした仕草もまた様になっている。


「それにしても、綺麗な茶髪だよね。」


この学校は、けっこう校則が厳しい。だから、愛斗君の髪は地毛なのだろう。

目の色素も薄くて、茶色がかっている。本当にうらやましいや…




「でも、転校したての時は、けっこういじられたぜ?校則違反だーとか、黒に染めて来いとか…」


愛斗君は、笑いながら話す。


でも、私は言いたくない事言わせちゃったかな?と少し不安になった。


「…………」



無言になっちゃった私に



「昔の話しだって!そんな顔すんな。
ま、そうゆう顔も可愛いけどな。」



あ……