告白されてから、ずっと気になっていた事があった。 今日はそれを聞こうと思ってたんだ。 「あのね、愛斗君。なんで…私なの?」 最後の方小さい声になっちゃった… 聞こえたかな…? そう思って、背の高い愛斗君を見上げたら、目があった。 「んー。なんでか… 」 愛斗君は、「わかんねー」っといいながら両腕を伸ばすように空に向けた。 そして 「よくわかんねーけど、千穂に魅力感じたから!かな?」 愛斗君は「答えになってる?」と、すこし微笑みながら、 腰をかがませて私を覗きこんだ。