次の日、警察の人達が大勢家に訪ねてきた。



色々と調べて、やっぱり自殺だと言った。



一人の刑事さんが僕に近づいて言った。


「君には今から君みたいに親がいない子達がいる施設に行ってもらうよ。

悲しいかもしれないけど、荷物をまとめてくれるかい?」


「うん……。」





僕にはお母さん以外に家族はいないからだ。



部屋にある大事な物入れの中身をリュックに詰めていく。




『大丈夫……。どんなになっても、お母さんは千歳の味方だから。』



じゃあどうして自殺なんてしたの……?


どうして僕を置いていったの……?



そんな疑問ばかりが頭に浮かんだ。