クール女子と大泥棒が恋すると、





「遅れてわりー」


一応千歳は謝った。



ニット帽まで被ってる。



「いーよ、じゃあ行くか。」



遠山くんの先導で、私たちはファミレスに向かった。



行く途中、

高橋さんはずっと千歳の横。



まぁ、いいけどさ。



私は美月と一緒に行こうと思ったのに、

美月にダメ出しされ、私は馬渕くんと一緒に歩いた。



あんまり話したことないから緊張するし……。



「瀬川はさ、」


ドキィッッ


び、ビックリした!



「あ、ごめん、ビックリした?」


「うん。ちょっと。」


「ハハハ……瀬川って意外と小心者?

いつも堂々としてるし、こういう風にみんなで遊ぶのには参加しないタイプだと思ってた。」



「え、そーかな。」



「うん。今日はメイクしてるし、

ちょっと新鮮。」



うわぁ……そんな風に捉えてくれるのか……。



ウザイとか思わないんだ……。

やっぱりいい人だな。馬渕くん。